ごあいさつ

平成31年4月21日

理事長 宮崎 進

 今年度から2年間の任期で理事長に再任されました。どうぞよろしくお願いいたします。昨年の総会で浜さんの後任として理事長を拝させていただきましたが会員の皆さんと直接意見交換する機会が少なくて、皆さんの声を協会活動に生かせなかったことが残念です。就任時の挨拶で「信州難聴の方向性を示すことが私の使命…」と発言しましたが、現在も実現せず、その目途もたっていないことを申し訳なく思います。

 一方で、法人化した最大の目標であった「県要約筆記者養成事業」の受託が叶い、講座の運営や統一試験の主催として長野県要約筆記連絡会の皆さんと連携し、1年目の事業を無事に遂行できたことは大きな成果であったと思っています。
 また、「協会設立30周年&長要連20周年記念事業」を千曲市で盛大に開催できたことも会員の皆さんの協力によるものと感謝しています。
 今年2月には、県が主催する情報保障・コミュニケーション支援研究会のメンバーと一緒に「県政ティーミーティング」を開催し、コミュニケーション障害を持つ当事者と、その支援者の生の声を県知事に直接届けることが出来ました。これを一つのきっかけとして、「2019年度中の障がい者差別解消条例の制定を目指す。」と阿部県知事が考えを示しています。
 私たちの活動は微々たるものではありますが、声を上げないと何も始まらないし何も変わらないことをもう一度皆さんと確認しつつ、新たな気持ちでスタートを切りたいと思います。
 新役員となられた皆さんにはご苦労様ですが、それぞれの役割をしっかり果たしていただき、協会を盛り上げてほしいです。会員の皆さんにおかれては、“他人ごとではなく自分事”という意識をもっていろいろな行事に参加したり、ご意見を寄せていただきたくお願いいたします。